ホテルに宿泊する際、衣類の洗濯に困ったことはありませんか?
洗濯物が出た場合、ホテルの自室で手洗いすることが、最もリーズナブルに洗濯できる方法です。
この記事では、ホテルで洗濯物を手洗いする方法や、おすすめのグッズを紹介していきます。
自室で洗濯物を手洗いできれば、持参する衣類が少なくて済み、移動が楽になるので、旅行の際はぜひ参考にしてみてください。
ホテルで手洗い洗濯する方法
ここでは、ホテルで手洗い洗濯するための以下の手順をお伝えします。
- 洗浄液を作る
- 衣類を入れて洗う
- 水を入れ替えてすすぐ
- タオルで脱水する
- 干す
それでは順番に見ていきましょう。
\きょうは #旅の日✈️/
旅行先でちょっとしたものを洗いたい時は
“部屋の洗面台での手洗い洗濯”がおすすめすすぎ後、軽く手で絞ったら
こんなふうにバスタオルの間に入れてたたむ
⬇️
上からぎゅっと押して水分を吸い取るこうすると、干したときに水が垂れずに速く乾くのでぜひお試しを‼️ pic.twitter.com/VuNPNMtHmx
— ライオン Lidea – リディア – (@lidea_lion) May 15, 2024
洗浄液を作る
お湯に洗剤を溶かして、洗浄液を作ります。
お湯の量に対して洗剤の量が多いと、すすぐ手間がかかるだけでなく、衣類を傷めることがあるので、洗剤の量には気を付けましょう。
衣類を入れて洗う
衣類がお湯に浸かるようにしながら、押し洗いをします。
衣類を強くこすると生地が傷みやすくなるので、そっと押し付けるように洗いましょう。
汚れがひどい箇所は、その部分だけつまみ洗いをしたり、歯ブラシでこするようにすると汚れが落ちやすくなります。
水を入れ替えてすすぐ
洗浄液を流して、浴槽や洗面器をたっぷりの新しいお湯で満たしたら、すすぎ洗いをします。
すすぎ洗いも押し洗いが基本です。
何度かお湯を入れ替えながら、洗浄液の泡が出なくなるまですすぎましょう。
タオルで脱水する
すすぎ終わったら、軽く手で絞って水分を取りましょう。
水がしたたり落ちない程度まで絞ったら、バスタオルに洗濯物を挟み、上から押して水分をバスタオルに吸収させます。
バスタオルの乾いている場所に洗濯物を移動させて、数回繰り返します。
この時、雑巾絞りは絶対に避けましょう。
生地が傷んだり、型崩れしたりする原因になってしまいます。
干す
ハンガーなどにかけてシワを伸ばし、形を整えながら干しましょう。
早く乾かすために、洗濯物同士は空間を開けてください。
浴室のカーテンレールを物干し竿代わりに使うこともできます。
ホテルでの手洗い洗濯に適した素材
ホテルでの手洗い洗濯に適した素材には、どんなものがあるのでしょうか。
- ポリエステル
- ナイロン
- メッシュ
- ドライ仕様
それでは、それぞれ見ていきましょう。
ポリエステル
ポリエステルは、乾きが早く、シワになりにくい素材です。
また、ポリエステルはとても軽いので、干す際に型崩れしにくいというメリットがあります。
ナイロン
摩耗やシワに強く、速乾性に長けているナイロン。
洗濯しても短時間で乾くので、型崩れの心配がなく、お手入れの手間がかかりません。
摩擦や引っぱる力に耐性があるので、ほかの衣類とまとめ洗いをしても傷みにくい素材です。
メッシュ
生地の表面にたくさんの穴が開いている網目状の生地をメッシュといいます。
風を通しやすいので、夏の衣類に使われることが多い生地です。
ドライ仕様
ドライ仕様の生地とは、速乾性・UVカット・伸縮性を持っている生地のことです。
速乾性のあるドライ仕様の衣類は、部屋干しでも乾きやすいので重宝します。
Tシャツだけでなく、様々な衣類にドライ仕様の生地が使われています。
ホテルで手洗い洗濯する際のおすすめグッズ
ホテルで手洗い洗濯する際のおすすめグッズには以下のものがあります。
- 小分けの洗剤
- ジップロック
- 吸水タオル
- 洗濯ロープ
- 折り畳みハンガー
- ピンチハンガー
それでは、1つずつ紹介していきます。
小分けの洗剤
旅行用に小分けにされた洗剤が販売されています。
粉末タイプのものが定番ですが、その進化系として洗濯シートやチューブタイプもあります。
チューブタイプのものは、洗濯物の量に応じて必要な洗剤の量を調整できるので便利です。
ジップロック
丈夫でジップがついたジップロックがあると便利です。
大きめのものだと、洗濯用だけでなく、衣類の圧縮袋としても使えるので一石二鳥です。
吸水タオル
高い吸収力が魅力の吸水タオル。
すすぎ洗い後の脱水の際に使います。
優れた吸水性で洗濯物に残った水分を吸い取り、水分がしたたり落ちるのを防ぎます。
バスタオルよりも吸水率が高く、乾きも早いので、1枚あると便利です。
洗濯ロープ
100円ショップなどでも販売されている洗濯ロープ。
ホテルの浴室に洗濯ロープがない場合もあるので、1つ持っておくと便利です。
洗濯物を部屋に干すことで室内の乾燥対策にもなるので、ぜひ活用してみてください。
折り畳みハンガー
ホテルで手洗い洗濯する際は、折り畳みハンガーがあると便利です。
ホテルの客室に備え付けてあるハンガーは本数が限られているため、部屋干しをする際にハンガーが足りなくなる場合があります。
折り畳めるのでかさばらず、荷物を圧迫することもありません。
ピンチハンガー
ピンチ(洗濯ばさみ)で洗濯物を挟んで干すことができるピンチハンガー。
ピンチハンガーなら、下着やハンカチなどの小物も簡単に干すことができます。
干す洗濯物の量に合わせたピンチ数を選べば、効率よく洗濯物を乾かせるでしょう。
ホテルで手洗い洗濯する際の注意点
ホテルの自室で手洗い洗濯する際、どんなことに注意するとよいのでしょうか。
- こまめに洗濯する
- 洗濯表示の確認
- 水分による汚損
それでは、細かく解説していきます。
こまめに洗濯する
ホテルで手洗い洗濯をする場合は、こまめに洗濯しましょう。
ホテルの客室では、洗う場所や干す場所に限りがあるからです。
こまめに洗濯することができれば、その分持参する衣類が少なくて済み、帰宅後の洗濯の手間も省くことができます。
洗濯表示の確認
ホテルで手洗い洗濯をする際は、衣類のタグに書かれた洗濯表示を確認しましょう。
洗濯表示には、その衣類の素材に適した洗濯方法や取扱い方法が記載されています。
表示よりも強い力や高い温度での洗濯は、生地を傷める可能性があるので注意しましょう。
水分による汚損
ホテルの客室で手洗い洗濯をする場合、水分による汚損に気を付けましょう。
洗濯物の脱水が不十分なまま室内に干すことで水滴が垂れたり、濡れた衣類が家具について跡が残ったりといったことがないようにしましょう。
汚損がひどい場合は弁償を求められるなど、ホテルとトラブルになることもあり得ます。
洗濯物はしっかり脱水し、空間に余裕を持たせて干しましょう。
独自アンケートでは、ホテルの部屋で洗濯をしていて家具や備品を汚損または破損させてしまった際、どのように対処したのかについて、独自アンケートを取ってみたところ、以下のような口コミが寄せられました。
ホテルの方に詳細を正直に話したら今回は大丈夫ですと言われました。
(20代・女性)
ホテルスタッフに連絡し、弁償しました。(20代・男性)
フロントに電話して確認したらスタッフが来て破損状態を確認し、これくらいなら特に問題はないと言われたのでその後は何もしませんでした。(40代・男性)
フロントに連絡し、見てもらったところ故意ではなく高価なものでもなかったので大丈夫ですと言われた(30代・男性)
長期滞在するホテルで大量に洗濯して風呂場に干したら、竿として使用していたカーテンレールが折れた。
すぐにフロントに電話したら、無料で対応してもらえた。(20代・女性)
浴室の洗濯ワイヤーを破損してしまいました。チップ文化の根強いニューヨークのホテルだったため、翌朝チェックアウト時に別途20ドルのチップを置いて部屋を出て、チェックアウトの際に一言説明をしました。(30代・男性)
汚損や破損があった場合でも、多くの場合は弁償は必要なかったようですね。
とはいえ、汚損や破損の程度によっては、やはり弁償が必要になるケースがあります。
ホテル側とのトラブルを避けるためにも、作業は慎重に行いたいですね。
ホテルでの手洗い洗濯についてのよくある質問
ホテルでの手洗い洗濯に初めて挑戦するのであれば、心配な点や疑問があるでしょう。
ホテルでの手洗い洗濯について、ネットでよく見られる質問を調べてみました。
- ボディーソープやシャンプーでも洗えるのか
- 乾かない時はどうしたらいいのか
それでは、2つの質問について見ていきましょう。
ボディーソープやシャンプーでも洗える?
手洗い洗濯の際の洗剤は、ホテルに備え付けてあるボディーソープやシャンプーで代用することができます。
ただし、ボディーソープやシャンプーには、衣類のにおい対策に有効な成分が含まれていないため、若干の生乾き臭が残ることもあります。
におい対策には、熱湯消毒や早く乾かすことが大事です。
乾かない時はどうしたらいい?
手洗い洗濯したあと乾かない場合は、丈夫なビニール袋に洗濯物を入れ、ドライヤーの先端を差し込み即席乾燥機にします。
ただし、ドライヤーの熱でビニール袋が溶けないように注意しましょう。
ホテルでの手洗い以外の洗濯方法
ホテルでの手洗い以外の洗濯方法は、どんなものがあるでしょうか。
以下の3つを紹介します。
- 館内のコインランドリー
- 近所のコインランドリー
- ホテルのランドリーサービス
それでは、1つずつ紹介します。
館内のコインランドリー
1つめは、館内のコインランドリーです。
ホテルによっては、コインランドリーを設置している場合があります。
ホテルの宿泊者用に設置されているため、外部のコインランドリーより割安な料金設定になっています。
ホテル内で洗濯を済ませることができるので、洗濯物を持ち運びする手間や待ち時間の過ごし方に悩むことがありません。
費用や労力の面では一番おすすめです。
近所のコインランドリー
2つめは、近所のコインランドリーです。
24時間営業のコインランドリーであれば、いつでも好きなタイミングで洗濯ができて便利です。
洗濯から乾燥まで一体型タイプの洗濯設備を備えた店舗がよいでしょう。
ホテルのランドリーサービス
3つめは、ホテルのランドリーサービスです。
多くのホテルでは、ホテル側がランドリーサービスを提供しています。
ホテルによって細かなルールは異なりますが、洗濯物を専用ランドリーバッグに入れて、ホテルのフロントでスタッフに渡すシステムが一般的です。
早い場合には、朝に依頼すると、その日の夕方には仕上がります。
ホテルによってランドリーサービスの受付時間や受注状況が異なるので、利用を希望する際は、ホテルのフロントに確認しましょう。
ホテルでの洗濯物の手洗いについてのまとめ
この記事では、ホテルで洗濯物を手洗いする方法について解説してきました。
手洗い洗濯の手順は簡単なので、ぜひ試してみてください。
ホテルでの手洗い洗濯に適した素材は、ポリエステルやナイロン・ドライ仕様の衣類や、生地面積の少ないメッシュです。
また、ホテルで手洗い洗濯する際のおすすめグッズを6つ紹介してきました。
どの商品も購入しやすく、旅行以外でも使えるものなので参考にしてください。
ホテルで手洗い洗濯する際は、洗濯表示の確認や水分による汚損に気を付けて、こまめに洗濯しましょう。
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