年々強くなっている日差しが、子供に与える影響について気にしておられませんか？
日焼け止めが欠かせないアイテムとなり、大人だけでなく子供にも必要かと悩まれる人も多いでしょう。
ご自身が普段されているUV対策と比べたり、どういった方法が最善なのか判断が難しいですよね。
そこで、この記事では子供に日焼け止めは必要かを解説いたします。
紫外線対策や日焼け止めの選び方についてもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
子供に日焼け止めが必要な理由
子供に日焼け止めが必要な理由は以下の2つです。
- 水ぶくれや肌の乾燥
- 免疫力の低下
それでは、1つずつ見ていきましょう。
水ぶくれや肌の乾燥
子供に日焼け止めが必要な理由の1つ目は、水ぶくれや肌の乾燥です。
発達途中の子供の肌はデリケートなため、日焼けによる影響を受けやすいと言われています。
サンバーンと呼ばれる軽度の日焼けでは肌が赤くひりつく程度で、重度の場合は水ぶくれで皮がめくれるなどが一般的な症状です。
また、大人に比べ子供の肌は水分や皮脂の量も不安定なので、乾燥にも気をつけてあげなければなりません。
しっかりと日焼け止めを使用し、肌にかかるリスクを回避しましょう。
免疫力の低下
子供に日焼け止めが必要な理由の2つ目は、免疫力の低下です。
過度な紫外線は免疫の活動を低下させるため、皮膚がんを誘発するおそれがあります。
紫外線はがん細胞を発生させるだけでなく、免疫を抑制しがん細胞を見逃すことで増殖させてしまうのです。
子供のうちから日焼け止めを使用し、紫外線の蓄積によるダメージを軽減しましょう。
子供の日焼け止めはどんなものを選べば良い？
子供の日焼け止めはどんなものを選べば良いのでしょうか？
選び方のポイントとなるのは以下の4つです。
- SPFやPA数値
- 日焼け止めの成分
- 低刺激
- 落としやすさ
それでは、1つずつ見ていきましょう。
SPFやPA数値
選び方のポイント1つ目は、SPFやPA数値です。
数値の高いものだと肌に負担がかかってしまうので、低めのものを選びます。
日常的に使う場合はSPF15～20程度、PA＋で十分でしょう。
外に長時間出られる場合はSPF20～30程度、PA＋＋が目安です。
以下のような商品であれば、数値も低いので候補に入れてみてくださいね。
肌に負担をかけないように、適切な数値を選びましょう。
日焼け止めの成分
選び方のポイント2つ目は、日焼け止めの成分です。
紫外線吸収剤は使われる化学物質が多く肌荒れを起こしやすいので、かぶれにくい紫外線散乱剤の方が安心して使えます。
以下のようなノンケミカル、紫外線吸収剤無配合などと記載があるものがおすすめです。
散乱剤は白浮きしやすいという面もありますが、かぶれにくさを優先しましょう。
低刺激
選び方のポイント3つ目は、低刺激です。
日焼け止めは外出の度に塗るものなので、肌に優しいものを選ぶ必要があります。
以下のような敏感肌用や子供向けとして売られているものがおすすめです。
刺激が強いアルコールや香料など添加物に注意して選びましょう。
落としやすさ
選び方のポイント4つ目は、落としやすさです。
落ちにくいからといってゴシゴシこすったりすると、肌を傷つけてしまいます。
大人のようなクレンジングは不要ですし、お湯で落とせるものや以下のようにせっけんで落とせるものがおすすめです。
日焼け止めが肌に残らないように丁寧に落としましょう。
子供の日焼け止めの塗り方
子供の日焼け止めの塗り方について解説いたします。
塗り方のポイントは以下の3つです。
- 適量を塗る
- こまめに塗りなおす
- 塗り残しを防ぐ
それでは、1つずつ見ていきましょう。
適量を塗る
塗り方のポイント1つ目は、適量を塗るです。
少量しか塗られていないと、効果が薄れ紫外線を防止できません。
顔に塗る場合は、クリームタイプであればパール2粒ほど、ローションタイプであれば1円玉2枚分が適量とされています。
半量を手に取ってから顔に塗った後、同量をもう一度重ねていきましょう。
手や脚に塗る場合は、容器から肌に直接線を引くようにつけてから、まんべんなく塗り広げてください。
こまめに塗りなおす
塗り方のポイント2つ目は、こまめに塗りなおすです。
こまめに塗りなおすことで、日焼け止めの効果を持続できます。
2時間から3時間おきを目安に塗りなおすと良いですね。
子供は体温調節のためによく汗をかくので、こまめに塗りなおしましょう。
塗り残しを防ぐ
塗り方のポイント3つ目は、塗り残しを防ぐです。
日焼け止めの塗り残しがあると、まばらに日焼けしてしまいます。
忘れやすい耳や首の後ろや髪の生え際は念入りに塗りましょう。
足の甲も日差しを受け日に焼けやすいので忘れずに塗ります。
塗り残しがないよう順番に塗って、日焼けしないようにしましょう。
子供の日焼け止めに関するよくある質問
子供の日焼け止めに関するよくある質問は以下の通りです。
- 毎日塗ったほうがいい？
- 古い日焼け止めを使ってもいい？
- 虫よけスプレーを重ね塗りする時の順番はどっちが先？
それでは、1つずつ見ていきましょう。
毎日塗ったほうがいい？
毎日塗ったほうがいいのかについては、どのぐらい外出されるかで判断しましょう。
紫外線は1年中降り注いでいますので、外出時にはなるべく塗ることをおすすめします。
数分のみや日が落ちてからの外出、屋内の滞在時間が多いなど塗る必要がない場面もあるでしょう。
日焼け止めが必要なシーンに応じて、毎日塗るべきか判断してください。
古い日焼け止めを使ってもいい？
古い日焼け止めを使ってもいいのかについてですが、使用は推奨できません。
開封済みで成分が劣化していれば肌が荒れる可能性があるので、古いものは使わないようにしましょう。
とくに、変なにおいや色をしていたり、分離したりしている場合は注意が必要です。
もったいないと捨てられなかったりしますが、使用期限を確認して使うようにしましょう。
虫よけスプレーを重ね塗りする時の順番はどっちが先？
虫よけスプレーを重ね塗りする時の順番は、日焼け止めが先でその後に虫よけスプレーをつけるのが正解です。
順番が異なると、それぞれの効果が十分に発揮できなくなる可能性があります。
とくに夏場は紫外線はもちろん、公園などでの虫さされにも対策が必要です。
正しい順番で使用し、それぞれの製品の効果を高めましょう。
子供に日焼け止めを塗る以外の紫外線対策
子供に日焼け止めを塗る以外の紫外線対策は以下の4つです。
- 外出する時間帯を選ぶ
- 日陰に移動する
- 帽子を被る
- 服装で工夫する
それでは、1つずつ見ていきましょう。
外出する時間帯を選ぶ
子供に日焼け止めを塗る以外の紫外線対策の1つ目は、外出する時間帯を選ぶです。
紫外線の量が少ない時間帯であれば、紫外線の浴びすぎを軽減できます。
10時～14時が一番紫外線の量が多いと言われていますので、できるだけ外出を避けましょう。
朝早くの時間帯や15時を過ぎて夕方からの外出がおすすめです。
日陰に移動する
子供に日焼け止めを塗る以外の紫外線対策の2つ目は、日陰に移動するです。
もし日差しの強い昼間に出かけることがあっても、日陰に移動すれば直射日光を防げます。
公園であれば木の影や遊具の近く、移動中は建物の影などを利用しましょう。
移動した日陰でベンチなどあれば、休憩もとれて便利ですね。
帽子を被る
子供に日焼け止めを塗る以外の紫外線対策の3つ目は、帽子を被るです。
帽子を被ることで、頭部や顔や首などに直接紫外線が当たることを防ぎます。
以下の商品のような、より広範囲をカバーできるつばが広いものや取り外しできるネックカバー付きのものがおすすめです。
紫外線対策であると同時に熱中症の対策としても効果を期待できます。
服装で工夫する
子供に日焼け止めを塗る以外の紫外線対策の4つ目は、服装で工夫するです。
服装を工夫すれば、露出している肌を紫外線から守れます。
以下の商品のような長袖やフード付きのパーカー、涼しい素材やUVカット機能のあるものがおすすめです。
暑い季節には半袖を選びがちですが、積極的に紫外線対策できる服装を選びましょう。
子供に日焼け止めは必要かについてのまとめ
今回は子供に日焼け止めは必要かについて解説いたしました。
子供に日焼け止めが必要な理由は以下の通りです。
- 水ぶくれや肌の乾燥
- 免疫力の低下
日焼け止めは成分をチェックしたり、なるべく肌の負担にならないものを選んでください。
適切な量や正しい塗り方を意識して、日焼け防止の効果を高めましょう。
お出かけの際にはぜひ、紫外線対策も合わせて活用してみてくださいね。
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