povoは海外赴任で利用できるか気になりますよね?
また、povoは海外赴任に強いのか、料金はどれくらいかかるのかといったことも事前にチェックしておきたいですよね。
いざ海外で携帯を使おうと思ったら、電話やデータ通信がうまく出来ない!
気付かない間に利用料が高額になってしまった!
なんてことがあると困りますよね。
この記事ではpovoは海外赴任で利用できるのかどうかや、利用する際の料金、申し込み方法についてお伝えしていきます。
ぜひ参考にして下さい。
povoは海外赴任時にも利用可能
結論、povoは海外赴任時に利用可能です!
povoは厳密にはpovo2.0です。
2021年9月より基本料金0円の新プラン、povo2.0の利用が開始され海外でも対応可能となったからです。
現在povo1.0の新規受付はしておらず、新規で契約する場合は全てpovo2.0となります。
具体的にいうと、povoでは携帯番号はそのままで海外200以上の場所で音声通話とSMSが利用可能です。
そしてデータ通信は海外160以上の場所で利用できます。
また、海外赴任時にpovoを利用する際は「通話+データ」プランにしましょう。
povoには「通話+データ」と「データ専用」の2つのプランがあります。
どちらを選べばいいのか迷うかもしれないですが「データ専用」プランは海外ローミングに対応しておらず、「データ専用」プランはタブレット専用のSIMが欲しい方向けのプランと言えます。
データ通信 | 音声通話・SMS | 海外ローミング | 乗り換え(MNP) | |
通話+データ | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ |
データ専用 | ⭕️ | ❌ | ❌ | ❌ |
このように海外ローミングに対応しているのは「通話+データ」プランのみになります。
ここでの注意事項として、「データ専用」で契約した場合、「通話+データ」への契約変更は出来ず、新規契約が必要になってしまいますので気をつけておきましょう。
このようにpovoは海外での利用に対応しているため、海外赴任時に利用することができます。
povoは海外赴任に強い
povoが海外赴任時に強いと言われる特徴として下記の3つがあります。
- 料金
- 携帯番号
- 海外ローミング
では1つずつ見ていきましょう。
料金
povoは、料金システム面において海外赴任に強いといえます。
povoの料金システムは、基本料は無料であり、海外で日本の携帯番号を使う方、日本の携帯番号は使わずに携帯番号自体を残しておきたい方、どちらにも対応している料金システムがあるからです。
povoでは有料トッピングとして使いたい時に使いたい分だけを追加購入していくシステムであり自身の使い方に合わせてトッピングを選べるので、海外で日本の携帯番号を使う方にとって無駄な使用料を払うことなく利用することができるからです。
有料トッピングにはデータのみのトッピングや通話トッピングに加え、コンビニやギフト券付きのトッピングなど期間限定のトッピングも選択可能です。
特に、日本の携帯番号は使わないが、携帯番号自体は残しておきたい方にとっては、基本使用料0円で日本の携帯番号の維持が可能であることがpovo最大の魅力となっています。
ただしpovoを海外赴任時に使用する際はいくつか注意事項があるので、この記事の最後まで目を通してみてください。
携帯番号
povoでは現在使っている携帯番号はそのままで、海外でも音声通話やSMSの利用が可能であることが海外赴任時に強いとされています。
MNPを利用してpovoを契約することで、現在使っている携帯番号をそのまま引き継ぐことが出来るからです。(「通話+データ」プランのみ)
海外赴任先で日本の携帯番号を使用する場合や、日本の携帯番号は使用しないが、携帯番号自体は安く残しておきたい場合にも対応できることから海外赴任の際にpovoの契約が選ばれています。
海外ローミング
povoでは2023年8月から海外ローミングサービスの提供が開始されているため、海外での利用が可能であることが海外赴任に強いとされています。
海外ローミングとは…日本で契約している電話会社が現地の通信回線を利用してデータ通信ができるシステムです。
海外では携帯電話を維持するためだけに最安で利用したいと思っていた方が、実際に生活してみると通信が必要!となった場合でもトッピングを行えば現地でもすぐに対応できるということです。
povoのトッピングは公式アプリから簡単に行うことができ、面倒な契約変更がいらないのがメリットとなります。
povoを海外赴任時に利用する場合の申し込み方法
povoを海外赴任時に利用する場合の申し込み方法を、以下の2つに分けて説明します。
- 日本で申し込みする場合
- 海外で申し込みする場合
-
日本で申し込みする場合
日本で申し込みをする場合には以下の2通りの方法があります。
- 契約者情報が記録されているカードを本体に差し替えるSIMカードでの開通手続き
- スマホ本体にチップが埋め込まれているeSIMでの開通手続き
ここではSIMカードを使っての開通手続きについて説明します。
eSIMでの開通手続きについて知りたい方は次で説明する「海外で申し込みする場合(eSIMのみ)」をご覧下さい。
まずは手続きに必要な準備物について以下のものがあります。
- 本人確認書類
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード(外国籍の方の本人確認書類)
いずれかひとつ
- 支払い方法
- クレジットカード
- (クレジットがない方は)あと払いペイディ
- SIMフリーまたはSIMロック解除済み端末
(端末によってはpovoでの動作確認ができていない端末もあり、対応端末ページに載っていない端末を使用した場合の動作保証はされないため対応端末の確認をしておきましょう。)
次にpovo2.0の契約手続きをpovo2.0アプリで済ませましょう。
povo2.0アプリ
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プランは先ほどお伝えしたように「通話+データ」を選択します。
携帯番号を引き継ぎたい方はMNP予約番号も取得しておきましょう。(取得後15日間有効)
アプリの指示に従いながら本人確認や契約情報の入力など必要事項の入力をすれば簡単に申し込みができます。
本人確認が完了したら、いよいよSIMカードの有効化に進みます。(本人確認完了には数時間〜まれに3日ほどかかるケースもあり)
SIMカードでの開通手順は以下の通りです。
①郵送されたSIMカードを参照しながらSIMカードの情報をスキャンし有効化します。
②端末の電源を切り、既存のSIMカードを端末から取り外し、povoのSIMカードと入れ替えます。
③通信利用設定を以下の手順で行います。
iPhone:設定画面からソフトウェア・アップデート画面に移動し、iOS16をダウンロードしてインストールして完了です。
Android:設定画面からモバイルネットワーク画面に移動し、APN(アクセスポイント名)の編集を行う。
APN編集画面では【名前】povo2.0 【APN】povo.jp【APNプロトコル】IPv4/IPv6のみ入力しその他の項目の入力は不要です。
入力が完了したら、APN設定画面にpovo2.0が追加されていることを確認し選択して完了です。
④発信/モバイルデータ通信テストを行い、問題なければ手続き完了です。
海外で申し込みする場合(eSIMのみ)
海外から申し込みをする場合はeSIMでの申し込みとなりますのでeSIM対応の端末が必要になります。
なぜなら、物理SIMは国内発送のみなので海外での受け取りはできないからです。
ここではeSIMでの申し込み方法について説明します。
手続きはWi-Fi環境可であれば問題なく行えます。
契約の流れや準備物については国内での申し込みと同様で、サイトの指示に従いながら簡単に申し込みができます。
ですが、海外から申し込む場合の準備物の注意点として、本人確認書類は運転免許証のみでなくマイナンバーカードもあった方が安心であるようです。
以下は実際に海外で契約された方のXでの投稿です。
海外からPovo契約 🇨🇦
こないだバンクバーから、Povoを新規契約したんだけど、
普通に契約できました。その際に必要なのが、マイナンバーカード
or
日本の免許書です。カナダ来たら、日本の免許はカナダ免許と引き換えに、没収されるので、マイナンバーを海外に持っていくことわすれないように
— Seiko🇨🇦在住・留学・親子・移住の裏技 (@seiko_canada) July 20, 2024
渡航先によっては、本人確認書類である免許証を預けるケースもあるようなので、マイナンバーカードも用意しておく方が良さそうです。
eSIMの場合の開通手順は以下の通りです。
①eSIMの有効化を行います。有効化をすると現在使っている通信回線の利用ができなくなるので、即時有効化したい場合は9時半〜20時の間に有効化しましょう。
②利用する端末でeSIMの設定を行います。(eSIMのダウンロードには時間がかかることがあり)
③通信利用設定をします。手順はSIMカードでの通信利用設定と同様です。
④発信/モバイルデータ通信テストを行い、問題なければ手続き完了ですが、海外から手続きする場合は以下注意点が2つあります。
海外から手続きする際は発信テストにもモバイル通信テストも料金が発生してしまいますので注意しましょう。
テストを行わなければ利用ができないという訳ではなく、あくまでも利用可能か確かめるためのテストなので、料金を発生させたくない場合は確認テストはしなくてもpovoの利用自体は開始されています。
povoを海外赴任で利用する際の注意点
povoを海外赴任で利用する際の注意点として、以下のように分けて説明していきます。
- 日本の携帯番号を使用しない場合
- 海外ローミングで利用する場合
日本の携帯番号を使用しない場合
日本の携帯番号は使用せずpovoを最安で利用したい場合の注意点として2つ説明します。
- 180日購入がなければ自動解約
- 意図しない料金が発生することがある
180日購入がなければ自動解約
povoは基本料0円なのですが、180日購入がなければ自動解約されてしまいますので注意が必要です。
対策としては開通から180日に一度は何かしらの有料トッピングをするか通話料とSMS送信料の合計が税込660円を超える必要があります。
現在の最安トッピングは、データ使い放題(24時間)330円/回です。
最安トッピングを利用した場合約660円/年で携帯番号の維持が可能になります。
povoでは期間限定のトッピングもあり、+エンタメ放題(3時間)180円/回が2024/12/19まで販売されているため、期間限定の最安のトッピングを選択することができればさらに維持費の削減も可能になります。
povoは基本料0円ですが、有料トッピングを全くしないと自動解約になってしまうため180日に1度は有料トッピングが必要となることを知っておきましょう。
意図しない料金が発生することがある
海外で音声通話やSMSの送信をした場合には使った分だけ料金が発生してしまうことを覚えておきましょう。
対策として渡航先で音声通話・SMS・データ通信全て利用しない場合、もしくはWi-Fiのみ利用・通信の必要ないアプリのみ利用する場合は端末の機内モードをONにした状態でWi-Fi設定をONにするとWi-Fiのみで利用できます。
音声通話やSMSの利用が必要ない場合は、渡航先に到着前に設定を完了しておくことで料金発生のリスクを減らしておきましょう。
海外ローミングで利用する場合の注意点
海外ローミングで利用する場合の注意点として以下の2つについて説明します。
- データ通信料金
- 音声通話使用料金
データ通信料金
海外ローミングでは日本の携帯会社が現地の通信回線を利用するため、データ通信を行うと通信料が割高になる傾向があります。
povoで海外ローミングを利用する場合、海外ローミング専用のトッピングを購入する必要があり、国内用のトッピングより高額となっているからです。
海外ローミングのプランは一般的に、使った分だけ請求が来る従量制のプランと購入した分しか利用できない定額のプランがあります。
povoでは、後者の定額プランにあたり、購入プラン以上の利用はできなくなっているため、予想外の通信費の出費を防げます。
しかし、povoで渡航先では携帯番号は利用せず、携帯番号維持のためであれば、国内用の最安トッピングを購入すれば良いのですが、海外ローミングを行って実際に利用する場合には海外用である「海外データトッピング」の購入が必要となります。
海外データトッピングの料金は渡航先によって異なるので、povoの公式サイトの渡航先の利用料金を確認しましょう。
音声通話使用料金
povoの海外での通話には発信・受信ともに利用料がかかります。
通話料は国内での通話料とは違い、地域によっても違いがありますが、1分当たりの通話料が安い国で50円程度、高い国だと200円超えという国もあります。
発信・受信・国内外によっても通話料に違いがあるので、音声通話を利用予定がある場合は渡航先の料金設定もpovo公式サイトから確認しておきましょう。
povoの海外赴任時の利用についてよくある質問
povoの海外赴任時の利用についてよくある質問について以下の3つについてまとめました。
- SMSは使用できる?
- 海外ローミングの設定方法は?
- 海外ローミングがつながらないことがある?
SMSは使用できる?
SMSの使用は可能です!(「通話+データ」契約のみ)
SMSとは電話番号を使ってメッセージのやり取りができるショートメッセージサービスです。
povoで渡航先でのSMS受信料は無料、送信料は1通100円となっています。
しかし1通とは全角70文字までのことを示し、文字数が多くなるにつれ料金が上乗せになります。
povoのSMSは海外200カ国以上の国・地域で対応しており、対応している国・地域であれば利用は可能となっています。
海外ローミングの設定方法は?
海外ローミングの設定方法は以下の通りです。
渡航先に到着したら、設定画面→モバイル通信→通信のオプション→データローミングをONにする。
これで海外ローミングの設定が完了し、データ通信が開始します。
海外ローミングがつながらないことがある?
実際に海外ローミングがつながらなず困った事例があるようです。
Xで実際にあった事例について紹介します。
povoの海外ローミング、SMS使いたいんだけどpovo側、スマホ側の設定してもロンドンでは全然つながらない(アンテナ立たない)な。
何箇所かで試したから電波問題じゃないはずだし、設定が悪いんかな。— 旅ガエル (@cruz116) July 26, 2023
povoの設定、スマホ設定、場所の変更をしても海外ローミングがされなかった事例です。
povoでの海外ローミングがつながらないことに対する解決方法がいくつかあるので紹介します。
- 電源のオン・オフをしてみる
- 海外ローミングがオンになっているか確認する
- 日本国内でpovo2.0の通信を利用していなかった場合、端末SIMの設定が完了していない場合があるので設定状況を確認する
- 通信事業者を手動で設定する
渡航先の通信事情や立地条件の影響を受けて利用できない場合もあるようですが、上記解決方法を行っても問題が解決されない場合は有人のチャットサポートもあるのでそこから相談してみましょう(9〜21時)。
povoでは、カスタマーサポートの方がチャットで丁寧に対応して下さいます。
povoの海外赴任時の利用についてのまとめ
以上、povoは海外赴任で利用出来るか?料金や申し込み方法について解説しました。
povoは海外ローミングサービスの提供を行なっているため、音声通話やSMSやデータ通信を行うことが可能となっています。
povoの基本料は0円であるため、携帯番号自体を安く維持しておきたい方にも選ばれています。
povoの申し込みは国内、海外どちらからでも可能ですが、海外から申し込む場合は、申し込みから開通まで時間を要したり、無料での開通確認ができなかったりと注意点もあるため、海外赴任前にゆとりを持って契約変更しておくのがおすすめです。
海外でpovoを利用する際は、国内とは違う料金形態の海外用のトッピングが必要であり、渡航前には渡航先の料金について公式サイトで確認しておきましょう。
また、povo利用に関する不明点やトラブルなどは、自動応答チャットが24時間回答してくれ、それでも解決しない場合はカスタマーサポートをチャットで受けることも可能なので、安心して利用できます。
このようにpovoは海外でも安心して利用できますので、海外赴任時にはpovoの利用がおすすめです。
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