SUPをやってみたいけれど、ボードから落ちないかと心配している人もいると思います。
他の水上スポーツと比べて、水に落ちる確率が高いのか気になりますよね。
水辺で行うので濡れることは仕方ないですが、できれば落水せずに快適に楽しみたいものです。
そこで、今回はSUPから落ちる確率や死亡事故数がどれくらいなのかを調べてみました。
SUPから落ちないための注意点や、落ちたときの対処法なども解説しています。
安全にSUPを楽しみたい方は、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
SUPは正しく乗れば落ちる確率は低い
SUPは正しく乗れば落ちる確率が低いアクティビティです。
バランスを保ちながら正しい姿勢を維持しすることで、安定性が向上します。
反対に、SUPから落ちてしまう理由は、正しい乗り方を理解していないためです。
バランスの悪い立ち方や間違った漕ぎ方は力が偏り、転倒や落水の原因になります。
初心者は静かな水面で練習し、正しい乗り方やパドリングを覚えてくださいね。
SUPから落ちないための注意点
SUPから落ちないための注意点は、以下の通りです。
- 安定した大きなボードを使う
- 波があるときは乗らない
- 風があるときは乗らない
- ライフジャケットを着用する
これらの注意点を守ればSUPから落ちる確率が下がり、安全に楽しめるようになります。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
安定した大きなボードを使う
SUPから落ちないための注意点1つ目は、安定した大きなボードを使うです。
大きなボードは浮力が高く体重を分散させるので、安定性が向上します。
安定感のあるボードはバランスを保ちやすくなるので、初心者には特におすすめです。
それに、大きなボードは水との接地面積が広いので波や風の影響を受けにくくなります。
購入する時は、ボードの大きさや幅の広さをよく確認してくださいね。
波がある時は乗らない
SUPから落ちないための注意点2つ目は、波があるときは乗らないです。
ボードが波の影響で上下に揺れ動きやすくなり、バランスを保つのが難しくなります。
波の大きさや方向は常に変わるため、急な動きに反応できずに落ちてしまうかもしれません。
それに加え、波が高いと周囲の状況が見えづらくなり、他の人や物との衝突のリスクも高まります。
特に初心者は波を避け、安全な環境で練習してください。
風がある時は乗らない
SUPから落ちないための注意点3つ目は、風がある時は乗らないです。
煽られて転倒する可能性がありますし、風に逆いながら漕ぐと多くの体力を消耗します。
疲れてくるとバランスを崩しやすくなるので、落水の可能性が高まるかもしれません。
強風の場合はボードが意図しない方向に流される可能性があるので、その点でも注意が必要です。
ライフジャケットを着用する
SUPから落ちないための注意点4つ目は、ライフジャケットを着用するです。
ライフジャケットは浮力があり、水に落ちた際に体を浮かせることができます。
落水した場合に備えて、必ず着用してください。
明るい色や反射素材のライフジャケットは、周囲からの視認性を高めるのでおすすめです。
SUPから落ちたときの対処法
SUPから落ちたときの対処法は、以下の通りです。
- ヒモを引っ張って引き寄せる
- 両手をボードの上に乗せる
- ゆっくりよじ登る
落ちたときの対処法を説明している動画も、良い参考になります。
動画なら、具体的にどうすれば良いかがわかりやすいですね。
それでは、順番に見ていきましょう。
①ヒモを引っ張って引き寄せる
SUPから落ちたときの対処法1つ目は、ヒモを引っ張って引き寄せるです。
水中にいるときは、リーシュコードを手でつかんで引っ張ってください。
リーシュコードはボードと体を繋ぎ、落水した際にボードを近くに保つ大事なものです。
安全確保のためにも、必ず用意しましょう。
②両手をボードの上に乗せる
SUPから落ちたときの対処法2つ目は、両手をボードの上に乗せるです。
SUPボードが近くに来たら、手を使ってボードに掴まります。
ボードに掴まったら、両手をボードの上に乗せてください。
このとき、手のひらを広げてボードの表面にしっかりと押し付けるようにしましょう。
③ゆっくりよじ登る
SUPから落ちたときの対処法3つ目は、ゆっくりよじ登るです。
両手をボードの上に乗せたら、焦らずゆっくりと上半身をボードの上に滑り込ませてください。
上半身をボードに乗せたら足を戻していきますが、膝を曲げて足をボードの上に置くとより安定します。
ボードの上で安定した姿勢を確保したら、体の重心を低く保ちながらゆっくりと立ち上がりましょう。
SUPから落ちる死亡事故数はどれくらい?
SUPから落ちる死亡事故数は、水難事故全体から見るとそれほど多い訳ではありません。
海上保安庁のSUP中海難発生状況では令和4年度の海難発生数は16人、うち死亡・行方不明者は1名でした。
死亡事故は少なくても、SUP人気が高まるに連れ年々事故数が増えています。
2022年度はレジャー目的のSUP中の水難事故は全国で70人に上り、そのうち4名が亡くなりました。
2024年度も事故は起きており、10月13日に静岡県の接岨湖でSUPをしていた50代の夫婦が亡くなっています。
バランスを崩して落水した夫を助けようとして、妻も一緒に溺れたという悲しい事故でした。
SUP中の事故原因の多くは、風や波の影響で自力で帰れなくなるものです。
技術の低さだけではなく、気象や海の状況についての知識が不足していることも事故の原因といえるでしょう。
SUPから落ちるに関するよくある質問
SUPから落ちるに関するよくある質問は、以下の通りです。
- 初心者でもできる?
- 勝手にやっていい?
- 立つためのコツはある?
- 太っていてもできる?
それでは、ひとつずつ回答していきます。
初心者でもできる?
SUPに関するよくある質問1つ目は、初心者でもできる?です。
ボードは浮力が高く安定しやすいことから、初心者でも比較的始めやすいといわれています。
SUPは特別なライセンスも必要なく、誰でも気軽に楽しめる水上スポーツです。
初心者は湖などの静かな水面で練習し、転倒や落水のリスクを防ぐための基本的な技術や知識を身につけてください。
勝手にやっていい?
SUPに関するよくある質問2つ目は、勝手にやっていい?です。
自然湖や川、海では基本的に届け出が不要で自由に楽しめますが、所有者や管理者がいる場合は許可が必要なことが多くなっています。
場所によっては特定のルールや制限を設けている場合があるので、必ず確認してから楽しんでください。
自由に楽しめる場所でも周囲に配慮し、安全な距離を保つことが大切です。
立つためのコツはある?
SUPに関するよくある質問3つ目は、立つためのコツはある?です。
最初は膝をついてボードの上に乗り、安定した姿勢を確認してから立ち上がりましょう。
立ち上がる際はボードの真ん中に立ち、足を肩幅程度に開きつま先を前に向けるようにすれば自然なバランスが取れます。
下を見てしまうとバランスを崩しやすくなるので、視線を前方に向けることも大切です。
緊張すると余計な力が入りバランスを保つのが難しくなるので、リラックスを心がけてくださいね。
太っていてもできる?
SUPから落ちるに関するよくある質問4つ目は、太っていてもできる?です。
SUPボードの一般的に耐荷重は100キロ前後なので、それを超えない体重であればほとんどの人が安全にボードに乗ることができます。
ボードによって最大耐荷重が違うので、自分の体重に合ったボードを選びましょう。
体重が気になる場合は、 より大きくて幅の広いボードを選ぶことで安定性が向上します。
SUPから落ちる確率についてのまとめ
今回はSUPから落ちる確率について解説してきました。
水辺のスポーツなので落水の可能性はありますが、正しい乗り方を覚えれば落ちる確率が低くなります。
初心者は、湖などの静かな湖面で基本を学んでくださいね。
安全を確保するためのライフジャケットは必ず着用しましょう。
落ちる場合に備えて、正しい対処法を確認しておくとより安心です。
SUPボードを選ぶときは幅が広く安定性の高いものを選ぶと、落ちる確率が下がり安全に楽しめます。
風や波の強い日は転落のリスクが高いので、天候にも注意してください。
コメント