最近人気のSUPですが注目度が上がっている反面、うざいと嫌われる場合もあります。
SUPが嫌われる原因は、ルールを守っていないなどもあるのですが、意外と知られていない原因があるのです。
そこで今回は、SUPの嫌われる理由や勝手にやっていいのかについて調べてみました。
さっそくSUPが嫌われる理由について見ていきましょう。
SUPがうざいと嫌われるのはなぜ?
SUPはサーファーや釣りをする方達からうざい・嫌われてるなどと言われています。
SUP利用者が周囲の安全確認や他の利用者への配慮に欠けている場合があり、これが嫌われる原因のようです。
さらに、安全確認や他の利用者への配慮が不十分な状況では、事故のリスクが高まります。
20代~50代の男女60人に、SUPをしている人をどう思うかについてのアンケートを取ってみました。
今回のアンケートの結果では、迷惑だと感じる人はかなり少ないということがわかりました。
見ているだけなら楽しそう、という印象を持っている人が多いようですね。
それでも、少数ではあるものの不快感を感じている人がいます。
周囲がどんなことに不快に感じているのか理由を2つ挙げてみました。
マナーを守らないから
海ならどこでもSUPを楽しんでいいというわけではありません。
まずはSUPをやっていい場所なのかや、禁止場所の確認が必要です。
サーファーに人気の海などでは、サーフィンの区域とSUPの区域を分けている場所もあります。
サーフィンは速度が出ますし、波に気を使っているとSUPの存在に気付かずに衝突してしまう事故も多いです。
特にSUPはボードが大きく衝突しやすいのも衝突しやすい原因となっております。
そのため、サーフィンの区域とSUPの区域を分けているところもあるんです。
ただ、そのルールを知らずにSUPをしてしまう人もいるため嫌われてしまうこともあるようです。
このようなことから、SUPはサーファーの多いところで嫌われやすい傾向があります。
海はみんなの物なので譲り合いなどルールを守って楽しく遊びましょう。
SUPをしている人が不快だと感じるのには、以下のような理由がありました。
年代 | コメント |
30代 男性 | 浅瀬で子供たちが遊んでいるところで、SUPをしている人を見たことがあるが、 (やり始めかもしれないが)非常に迷惑だった。 人がいないエリアでやるものだと思う。 |
30代 男性 | SUPの楽しさや面白さ、経験談を聞きたかったのに「SUPにチャレンジし ている意識が高い自分」の話をされた経験が何度かあるから。SUP自体は 楽しそうで興味もあるが、そういう人ばかりが集まっているような印象がある。 |
30代 女性 | 子供がいるところでやられると迷惑だし危ないから、遠く離れた場所でや ってほしいと思う。大人数で騒がれるとうるさい。 |
少数とはいえ、不快に感じている人もいます。
特に人が多い場所で行うと、トラブルになる可能性があります。
浅瀬や人の多いところ、子供がいるところでは、特に注意が必要ですね。
お互いを確認しづらいから
嫌われる理由のひとつに、SUPはお互いを確認しづらいことが挙げられます。
これは意外と知らないのできちんと抑えておくことをおすすめします。
- 船から見えにくい
海の上にいるSUPは船上からだとかなり見えにくいようです。
沖合に流され漁船と衝突したという事故も起こっています。
- サーファーと目線が違う
サーフィンをする方達から危険な目に遭うのではと危険視されています。
サーファーと同じ場所でSUPをされると、目線が違う状態で波に乗っているので急に現れて「危ない!」という状況になりかねないのです。
SUPってどこでも勝手にやっていいの?
SUPを勝手にやっていい場所はあるのでしょうか。
SUPはここ最近始められたマリンスポーツで、ルールやマナーがあまり知られていないようです。
そこでSUPの注意点やルールを調べてみました。
海のSUPに許可は必要なし
海のSUPに許可は必要ありません。
必要ないといっても海には危険がたくさんあります。
SUPは風や波の影響を大きく受けやすいので、海の上でボードの上に立つ事から上手く感覚を掴めないと不安定になりがちです。
気付けば波の影響で思いもよらない場所に流されてしまう事も考えられます。
なので周囲に助けてくれる人がいないと大変な事にもなりかねません。
海のSUPに許可は必要ないものの注意を怠らないようにしてください。
こんな場所は注意!
こんな場所は注意です。
大型船舶の航行が多い海域ではSUPは高さが低いのでうねりや波で周囲から見えなくなってしまう事があります。
事故を回避する為に蛍光色などの目立つウェアや帽子を着用するのがおすすめです。
さらに海にはイケスや定置網などの漁業関係のロープやブイがあります。
その中には指定区域として法的に保護されている物もあるので、漁業設備にボードをロープでくくるなどの迷惑行為はしないようにしましょう。
万が一、沖でトラブルに遭ってしまった時の為に、海上保安庁(118番)やマリーナ、家族など連絡がとれるスマホは命綱になります。
スマホの防水対策をして必ず身に着けておく事も大事です。
川のSUPに許可は必要なし
川のSUPも許可は必要ありません。
川は一般的に「自由使用の制限」というものがあって、河川敷での釣りや散歩、水泳など河川管理者の許可・届出がいらない範囲内なら自由に利用してもいい事になっています。
ただし川での通航については河川法に基づき、河川管理者が他にルールを定めているケースもあります。
内容は地域によって異なるのですが、禁止区域が設定されている可能性もあるので一度確認する事をおすすめします。
河川管理者がルールを決めている場合もある
河川管理者がルールを決めている場合もあります。
鮎漁解禁の時期はその川の漁業組合などの管理団体が漕行の自粛を呼びかける事もあります。
禁止ではないようですが、お互い気まずい思いをしないよう事前に調べておくと良いでしょう。
湖やダム湖のSUPは許可が必要
湖やダム湖のSUPは許可が必要です。
自然湖などの公用地の場合は届け出は不要です。
自由にSUPを楽しめますが周囲が占有地や国有地になっている事が多い湖の場合、管理者が立てられている事もあります。
なのでそういった場所で遊ぶ場合は、所有者や管理者から使用許可を得る事が必要なケースがあります。
管理者によってはSUPは落水する確率が高いので危険とみなされ、カヌーやカヤックはOKですがSUPはNGという事もあるそうです。
また人々の飲み水を供給する役割を担っているダム湖では管理がかなり厳しいです。
水質汚染に繋がる可能性がある動力船は使用不可で、非動力船のSUPに乗る際に使用許可が必要となる事が多く、場合によってはSUPが禁止というところもあります。
湖やダムについては管理者によって違うので、遊ぶ前にルールを確認するようにしましょう。
届け出のやり方
届け出のやり方も紹介します。
行きたい湖が申請が必要だったという時の為に、湖ごとの管理ルートに従い申請を行うようにしなければなりません。
例をあげると群馬県の赤谷湖の場合は以下の通りです。
赤谷湖でカヌー、カヤック、SUP等を持ち込みで漕ぎたい方には
ローソン湖畔店下にある 赤谷湖ペンションボート有料桟橋をご利用下さい。
春や秋のダム満水時期は カッパ広場からの出艇も可能となります。
満水時期以外は 赤谷湖ペンション桟橋以外の出艇は出来ません。
また出艇の前に必ず湖面利用許可書を提出してからご利用ください。
許可書申請場所 赤谷湖ペンションボート・まんてん星の湯
また 必ずライフジャケット等の装着をお願い致します。
参考までに赤谷湖ではツアーもやっています。
まずは申請書を指定場所に持ち込んで湖面利用の申請をして許可が下りれば、指定場所からの出艇が可能になります。
申請書は管理事務所のサイトでダウンロードできます。
SUPは免許や資格は必要?
SUPは免許や資格は必要なのかも調べてみました。
SUPで海や川や湖を楽しむ際に免許は不要で、エンジンが付いていないので船舶免許などの資格も不要です。
ただし資格は基本的に不要ですが、インストラクターになりたい、技術面や知識を深めたい方には以下がおすすめです。
- SIJ(日本SUP指導者協会)
- SUPA(日本スタンドアップパドルボード協会)などの団体で認定される資格の取得
バッヂテストや講習を受講すれば資格が取れます。
SUPが嫌われる理由についてのまとめ
今回はうざいと嫌われる理由や、SUPを勝手にやっていいのかについて調べてみました。
SUPはサーフィンよりも初心者向きで値段もお手頃な事から、やってみようかなという方が増えていると言われています。
ただ重要なのは「勝手にやっていい」という事ではなく、ルールやマナーを守る事が大切だという事です。
ルールやマナーを守らない行動はうざいと嫌われる原因になります。楽しく過ごすためにもルールやマナーを心がけましょう。
場所によっては届け出も必要なところもあるので、事前に調べておきましょう。
SUPは釣りやヨガもできるそうなので興味がある方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
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