旅行に行く頻度は、人それぞれ違いがありますが、日本人の平均は年何回程度なのかも気になりますね。
旅行に行く頻度はそれぞれのライフスタイルや年代や年収、旅行相手が誰なのか、一人旅なのかでも大きく変わってきます。
今回は、日本人が旅行に行く頻度を条件別に調べてみました。
独身・カップル・家族・年代別・年収などから旅行頻度を解説していきます。
さらに、旅行に行く頻度が高いのはどんな人なのかも解説しています。
ぜひ、最後までお付き合いくださいね。
旅行に行く頻度を条件別に紹介
国土交通省の観光庁の「旅行・観光消費動向調査2023年年間値(確報)」によると、2023年の日本人国内延べ旅行者数は4億9,758万人、うち宿泊旅行は2億8,135万人という結果が出ています。
これによると日本人の一年間の旅行回数は、2023年の日本人国内宿泊旅行者数は2億8,135万人ということから、日本人1人当たりの国内宿泊旅行回数は約2.25回と考えられます。
あくまで、平均なので旅行に関心のない人や、旅行の時間が取れないという人はゼロであることも珍しくありません。
逆に、時間の融通が利きやすい人や、旅行好きの人は年に何度も旅行を楽しんでいるケースもあります。
旅行に行く頻度は、条件や年齢によっても違ってきます。
ここでは、以下の条件で旅行に行く頻度を比較していきます。
- 独身
- カップル
- 家族
- 年代別
- 年収別
それでは、まずは独身者の旅行頻度をチェックしていきましょう。
独身
独身者の旅行頻度は、それぞれのライフスタイルや年収など、条件によって変わってきます。
独身者は時間にもお金にも自由が利くことから、既婚者よりも旅行に行く回数が多いというイメージがあります。
20代や30代といった若い世代は、特に自由な時間を持ちやすいことや、自分のために使えるお金が多いことから年3回以上など、旅行回数が多い傾向があります。
最近は40代以降も独身という人が増えていますが、40代にもなると、さらに経済的な余裕ができることから、旅行回数が増えることが考えられます。
一人旅の場合は、旅行相手とのスケジュール調整をする必要がないので、行きたいときにすぐに出かけられるというメリットがあります。
旅行相手がいる場合は、既婚者よりも旅行回数が減る可能性があります。
これは、独身者の旅行相手が友人や恋人であることから、相手とのスケジュール調整に手間がかかることが考えられます。
その点、既婚者の場合は旅行相手は家族なので、スケジュールの調整がしやすくなります。
独身、既婚で比較するだけではなく、一人旅なのか、旅行相手がいるのかでも結果は変わってきます。
カップル
カップルの旅行の場合も、ライフスタイルや収入、旅行への関心の高さによって頻度は変わってきます。
例えば、二人とも旅行に関心がない場合は、年に一度も旅行に行かないケースも出てきます。
二人とも旅行好きであることや、仲が良好であれば一緒に出掛ける頻度は増えていくと考えられます。
お互い社会人の場合は、スケジュールの調整の難しさから宿泊を伴う旅行はあまり多くの回数を楽しめないかもしれません。
デート感覚で気軽に出かけられる日帰り旅行なら、年数回など頻度は増えていきそうです。
カップルの場合でも、若年層のカップルと、年配のカップルでは旅行頻度が変わってくることが考えられます。
男女ともに、20代は特に旅行頻度が高いので、若いカップルのほうが旅行を楽しむ頻度が多いことが考えられます。
家族
家族みんなで出かける旅行は、家族全員のスケジュールが合う必要があります。
まとまった休みが取れる夏休みや冬休みは、旅行に行く家族が増える傾向があります。
子供が大きくなると、家族のスケジュールを合わせるのが難しくなるので、年に2回以上の家族旅行を楽しめるのは、子供が小学生以下である家庭が多いと考えられます。
中学生になると部活や習い事などが忙しくなり、子供の都合で家族旅行の計画が難しくなっていきます。
さらに成長し、高校生にもなると、家族よりも友人らとの交流を楽しむことが増えていきますので、そうしたことからも家族旅行の回数が減ることが考えられます。
逆に、子供が小さすぎると、遠方に連れていくのは大変なので回数が少なくなる場合もあります。
それに親が旅行好きであるかどうかでも、家族旅行の回数は変わってきます。
参加人数が多くなればなるほど、旅行の費用は高くなるので、経済的な余裕がないと家族旅行の回数は少なくなるかもしれません。
年代別
国土交通省の観光庁の「旅行・観光消費動向調査2023年年間値(確報)」を参考に年代別の旅行頻度を調べてみました。
男性は、20代~40代が旅行頻度が高く、年に3回以上宿泊を伴う旅行を楽しんでいることがわかります。
特に若い20代は、自分のために使える時間やお金が多いこと、行動力があることなどから特に多く、3.4回程度、旅行を楽しんでいることがわかりました。
女性の場合も、20代と30代の旅行頻度が高いことがわかりましたが、圧倒的に20代の頻度が高く約3.7回という結果が出ています。
女性の場合は、結婚や出産などのライフスタイルの変化の影響で、30代以降の旅行頻度が減るのかもしれません。
年収別
旅行を楽しむためには、宿泊費や旅費など様々な出費が発生します。
さらに、現地での買い物やレジャーへの参加、食事などの出費も発生します。
格安のプランを選んだ場合でも、トータルでは結構な出費になることは珍しくありません。
国土交通省の観光庁の「旅行・観光消費動向調査2023年年間値(確報)」によると、2023年の日本人国内旅行の1人1回当たり旅行支出(旅行単価)は44,034 円/人という結果が出ています。
そのうち宿泊旅行は63,253 円/人・日帰り旅行は19,027円/人です。
宿泊を伴う旅行は、一人旅でも多くの費用が発生します。
それが家族全員など人数が多くなると数十万円など、まとまった出費になります。
やはり経済的に余裕がある年収の高い世帯のほうが、旅行回数が多くなると考えられます。
旅行に行く頻度が高いのはどんな人?
旅行に行く頻度が高いのは、なんといっても旅行好きである人があげられます。
旅行に行くには行動力が必要ですので、 積極的で行動力がある人は旅行に行く頻度が高いと考えられます。
好奇心旺盛で、新しいことに挑戦するのが好きである、アウトドア派で、自然を楽しむのが好きな人なども旅行頻度が高くなることが考えられます。
遠方への旅行は、体力が必要ですので、健康で体力がある人も、旅行頻度が高いといえそうです。
さらに、旅行では予約や下調べなど様々な準備が必要なので、旅支度が苦にならない、楽しめるという人も、旅行頻度が高くなるといえるでしょう。
このほかでは、忙しい日常から離れて、リフレッシュをしたい・現実逃避をしたいということで、旅行回数が増える人もいるかもしれません。
まとまった休みが取りやすいこと、それから旅行はお金がかかりますので、経済的な余裕があるということも旅行の頻度が高くなる条件としてあげられます。
旅行に行く頻度についてのまとめ
日本人1人当たりの国内宿泊旅行回数は年に2回以上といわれていますが、すべての人がこの回数で旅行を楽しんでいるわけではありません。
旅行が好きでも忙しさなどで時間を取れない人もいますし、旅行には全く興味がないという人は、年間に一度も行かないということは珍しくありません。
逆に旅行が趣味で、年に何度も出かけているという人もまた多く存在します。
旅行の頻度に関しては、年代や年収、既婚者であるか独身者であるか、子供がいるかなど条件によって大きく変わってきます。
旅行の頻度や旅行に掛ける金額には決まりはありません。
それぞれが自由に旅行の計画を立てることができます。
ライフスタイルや収入に合わせて、最適な頻度で旅行を楽しんでくださいね。
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