「旅行の締めの挨拶って何を言えばいいのだろう」と悩んでいませんか?
幹事として挨拶が必要な時や、指名を受けて挨拶をすることになった時に、どんなことを話せば旅行の締めに相応しいのか具体的に知りたいですよね。
バス旅行や日帰り旅行など、状況によって変化する挨拶の言葉についてまとめました。
旅行の締めの挨拶をシチュエーション別に、注意すべきポイントと一緒にご紹介いたします。
旅行の締めの挨拶
旅行の締めの挨拶は、下記のような順番で進めます。
- 始まりの言葉:「みなさま、おつかれさまでした(呼びかけ)」
- 本題:「ご参加いただきありがとうございました(感謝や感想、次回への期待)」
- 終わりの言葉:「〇〇で解散となります。どうかお気をつけてお帰りください(締めくくり)」
決められた流れに沿って話すことで、内容が簡易化されて、より相手に伝わりやすくなります。
また、挨拶をする際に、次に話す内容を見失うことがないでしょう。
旅行の締めの挨拶が必要な状況は色々ありますが、代表的なのは下記の7つです。
- バス旅行
- 日帰り旅行
- 研修旅行
- 町内会旅行
- 社員旅行
- 部活での旅行
- 家族旅行
それでは、旅行の締めの挨拶をする際のポイントと例文をシーンごとに見ていきましょう。
バス旅行
バス旅行での締めの挨拶は、帰り道の到着直前にするのがおすすめです。
長い時間をともにした参加者のひとりひとりに向けて、参加してくれたことへの感謝を伝えます。
おすすめは次のような言葉です。
この度は、ご多忙の中、本ツアーにご参加いただき、誠にありがとうございました。
短い時間ではありましたが、皆様との楽しい思い出ができ嬉しく思います。
また次の機会には、さらに素敵な旅をご一緒できれば幸いです。
本日は誠にありがとうございました。
バスの中でレクリエーションをされた場合、盛り上がった出来事を共有するのもアイデアのひとつです。
美味しい食事に、美しい景色、そして何より、皆様との楽しい会話の数々。
あっという間の〇日間でしたね!
行きのバスでは〇〇さんの歌がとても上手で聞き惚れてしまいました。
素敵な歌声をありがとうございました。
少しだけ名残惜しい気もしますが、またすぐに再会できることを楽しみにしています。
本日は本当にお疲れ様でした!
今回の旅が、皆様にとって良い思い出となりましたなら、心より嬉しく思います。
短い間ではございましたが、皆様のお陰で、無事に旅行を終えることができました。
今後もまたご参加いただけますよう、お願い申し上げます。
長時間の移動で疲れがでていますので、長々と話さずに出来るだけ短く終わらせることがポイントです。
お世話になったガイドさんや、安全運転をしてくれたドライバーへのお礼も忘れずに伝えてくださいね。
日帰り旅行
日帰り旅行の締めの挨拶では、短い時間の中でも、すばらしかった旅についての新鮮な気持ちを言葉にしてください。
印象深かったことを振り返り、思い出を共有しながら感謝の思いを伝えます。
おすすめは次のような言葉です。
〇〇への日帰り旅行も、いよいよ終わりに近づきました。
この度は、ご多忙の中、本ツアーにご参加いただき、誠にありがとうございました。
温泉では広い露天風呂にゆったり浸かることができましたね。
リフレッシュできましたでしょうか。
短い時間ではありましたが、皆様との楽しい思い出ができました。
また次の機会には、さらに素敵な旅をご一緒できれば幸いです。
本日は誠にありがとうございました。
美味しかった昼食や、非日常の体験など、旅の中で特に気になったことを取り上げて感想を伝えることで感動を共有します。
また、ユーモアを混ぜて明るく話すと和やかな雰囲気のまま旅を終えることができます。
参加者側からの挨拶なら、次のような言葉が良いでしょう。
美味しい食事に、美しい景色、そして何より、皆様との楽しい会話の数々。
あっという間に一日が過ぎ去りましたね!
少しだけ名残惜しい気もしますが、またすぐに再会できることを楽しみにしています。
本日は本当にお疲れ様でした!
今回の旅が、皆様にとって良い思い出となられたなら、心より嬉しく思います。
短い間ではございましたが、皆様のお陰で、無事に旅行を終えることができました。
今後もまた、ご一緒に素晴らしい旅ができますことを楽しみにお待ちしております。
参加者の年齢層や雰囲気に合わせて言葉を選びましょう。
研修旅行
研修旅行の締めの挨拶では、新しい知識を得たことへの感謝の気持ちを伝えてください。
参加者の意欲を高め、今後のよりよい業務につなげるチャンスです。
例えば、次のような言葉をおすすめします。
今回の研修で、様々な経験を通して、チームワークの大切さを改めて実感できたのではないでしょうか。
互いを尊重し、協力し合うことで、より大きな成果を上げることができることを学びました。
この経験を活かし、今後の業務においても、チーム一丸となって目標達成を目指していきましょう。
今回の研修が、皆様にとって良い刺激となり、仕事に対するモチベーション向上に繋がれば幸いです。
具体例を一つ加えると、よりイメージしやすい挨拶になります。
今回の研修で得た学びを、今後の業務に活かしていくことが大切です。
〇〇という目標に向かって、チーム一丸となって取り組んでいきましょう。
お互いを高め合い、協力し合いながら、この目標を達成するために、日々精進していきましょう。
主催者側であれば、次のような言葉はどうでしょうか。
この研修で、それぞれの目標が達成できたでしょうか。
新しい知識やスキルを習得し、自己成長の機会になったことと思います。
今回の経験を活かし、それぞれの持ち場で、さらに活躍してくれることを期待しています。
会社全体としても、皆様の成長をサポートしていきますので、これからも一緒に頑張りましょう。
町内会旅行
町内会旅行の締めの挨拶では、感謝の気持ちを伝えつつ、リラックスした空気を大切にします。
次のような内容がおすすめです。
〇〇への旅行も、いよいよ終わりに近づきました。
この度は、ご多忙の中、本旅行にご参加いただき、誠にありがとうございました。
短い時間ではありましたが、皆様との楽しい思い出が増えました。
また次の機会には、さらに素敵な旅をご一緒できれば幸いです。
自分の失敗談や参加者のエピソードなど、親しみのある内容を加えると旅の間の楽しい気持ちが続きますよ。
美しい景色や美味しい食事など、楽しい思い出がたくさんできたことと思います。
宴会や二次会もとても盛り上がりましたね。
今回の旅行を通して、改めて私たちの住む〇〇の素晴らしさを感じることができたのではないでしょうか。
これからも、私たちみんなでこの素晴らしい地域をより良くしていきましょう。
本日は本当にお疲れ様でした!
〇〇への旅行も、無事終了することができました。
今回の旅行で、皆様と親睦を深めることができ、大変嬉しく思います。
短い時間ではありましたが、皆様との楽しい思い出を胸に、また次の機会には、さらに素敵な旅をご一緒できれば幸いです。
次回の町内会活動でも、皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
旅行に関わった役員の方々へ感謝の言葉を述べると、より良い雰囲気になりそうですね。
社員旅行
社員旅行の締めの挨拶では、仲間との団結を深めつつ、リフレッシュできたかどうかを振り返ります。
社員旅行の目的を再度確認し、参加者に伝えることで、旅行の意義を再認識させましょう。
次のような言葉がおすすめです。
〇〇への社員旅行も、いよいよ終わりに近づきました。
日ごろの疲れは、リフレッシュできましたか?
この度は、ご多忙の中、本旅行にご参加いただき、誠にありがとうございました。
今回の旅行で、普段話さない部署の方とも交流を深め、チームワークの大切さを改めて実感できたのではないでしょうか。
この経験を活かし、今後の仕事においても、チーム一丸となって目標達成を目指していきましょう。
本日は誠にありがとうございました。
社員同士のチームワークを意識した言葉選びが大事です。
美味しいものを食べて、リフレッシュできたのではないでしょうか。
今回の旅行で普段なかなか交流できない社員とも絆が深まりましたね。
このつながりを今後の仕事に活かし、〇〇という目標に向かって、チーム一丸となり取り組んでいきたいと思います。
お互いを高め合い、協力し合いながら、〇〇会社の発展に向け、日々精進していきましょう。
今回の社員旅行で、それぞれがリフレッシュできたことと思います。
新しい発見や経験を通して、自己成長の機会になったことでしょう。
今回の経験を活かし、それぞれの持ち場で、さらに活躍してくれることを期待しています。
会社全体としても、皆様の成長をサポートしていきますので、これからも一緒に頑張りましょう。
部活での旅行
部活旅行での締めの挨拶では、今後の活動にも良い影響があるように、前向きな言葉を意識しましょう。
仲間と共に楽しく過ごした思い出が活力になるよう導きます。
運動部であれば、次のような言葉がおすすめです。
今回の〇〇合宿も、無事終了することができました。
この合宿で培った体力とチームワークを活かして、次の試合では必ず勝利を掴みましょう!
今回の経験を忘れずに、これからも一緒に頑張っていきましょう!
この〇〇旅行では、普段できないような体験がたくさんできて、良い思い出になったことと思います。
今回の経験を活かして、今後の活動に活かしていきましょう。
これからも、部活動を通して、多くのことを学び、成長していきましょう!
短い時間でしたが、皆さんの笑顔がたくさん見られて、とても嬉しかったです。
今回の旅行で生まれた絆を大切にして、これからも部活動を楽しんでいきましょう。
そして、それぞれの目標に向かって、一緒に頑張りましょう!
家族旅行
家族旅行では、普段なかなか伝えられない感謝の気持ちを素直に伝えましょう。
思い出を共有することで、さらに絆が深まります。
例えば、このような言葉が良いでしょう。
〇〇への家族旅行も、いよいよ終わりです。
忙しい時間の中で、家族旅行に参加してくれたこと、とても感謝しています。
短い時間でしたが、みんなとの楽しい思い出ができました。
また次の機会には、さらに素敵な旅を一緒にできれば嬉しいです。
本当にありがとうございました。
子どもたちに向けては、次のように優しい言葉で語り掛けましょう。
〇〇で食べた美味しいご飯や、たくさん遊んで楽しかった出来事は忘れずにいようね。
これからも、家族で色々なことに挑戦して、楽しい思い出をたくさん作っていこう!
今回の旅行は、家族みんなにとって忘れられない良い記念になったね。
美しい景色や美味しい食事など、楽しい思い出がたくさんできたことと思います。
今回の旅行を企画するにあたり、皆様にご協力いただき、誠にありがとうございました。
おかげさまで、無事に旅行を終えることができました。
今後も、家族みんなで仲良く過ごしていきましょう。
家族への感謝の気持ちを具体的に伝えることで、より温かい印象になります。
例えば、「旅行の間、車の運転をしてくれてありがとう」や「ホテルや電車の手配をしてくれたおかげで、スムーズに旅ができたよ」など、相手を思い遣るシンプルな言葉をプラスすると喜ばれます。
きっと、次の家族旅行が楽しみになりますよ。
旅行で締めの挨拶をする際の注意点
旅行で締めの挨拶をする際の注意点として、気を付けてほしいポイントが3つあります。
挨拶の中で注意するのは次の3つです。
- 端的に話す
- 大きな声で話す
- ゆっくり話す
この3点を気にかけるだけで、旅行の締めの挨拶が相手にぐっと届きやすくなります。
それでは、注意すべきポイントの具体的な内容を確認しましょう。
端的に話す
旅行で締めの挨拶をする際の注意点1つ目は、端的に話すことです。
挨拶を印象的にするために、短い文章にして話すようにしましょう。
旅行から帰る頃は疲れも出やすいものです。
長々とした挨拶は、なかなか耳に残りません。
曖昧な表現を避けて、要点を手短に伝えてください。
大きな声で話す
旅行で締めの挨拶をする際の注意点2つ目は、大きな声で話すことです。
離れた場所にいる参加者にも声が届くよう、はっきり話すことが大事です。
せっかくの挨拶が聞こえないともったいないですよ。
ひとり一人にきちんと声が届くように気を配りながら、お腹から声を出しましょう。
ゆっくり話す
旅行で締めの挨拶をする際の注意点3つ目は、ゆっくり話すことです。
マイクを持って挨拶をしようとすると緊張し、つい早口になってしまいがちです。
話す前に何度か深呼吸して、気持ちを落ち着かせてから始めると良いでしょう。
できるだけゆっくりした口調を意識して、ひと言ひと言を丁寧に発声してください。
旅行で締めの挨拶以外に幹事が確認すること
旅行で締めの挨拶以外に幹事が確認することは、次の2点です。
- ドライバーとの連絡
- 時間管理
旅行時に幹事が担う役目は挨拶だけではありません。
ドライバーとの連絡やスケジュール管理も大事な仕事です。
それでは、それぞれどんな確認が必要か見ていきましょう。
ドライバーとの連絡
旅行で締めの挨拶以外に幹事が確認することは、ドライバーとの連絡をきちんととることです。
バスなどで移動する場合は、集合場所がどこなのか、高速料金や駐車場の支払いについてなど、当日までに十分な打ち合わせが必要です。
旅行中スケジュールに変更などがあれば、その度に情報交換をします。
連絡がつきやすいように、ドライバーの行動予定も聞いておくと良いですよ。
ドライバーとの連絡が行き届くことで旅行が手際よく進められます。
時間管理
旅行で締めの挨拶以外に幹事が確認することは、時間の管理です。
タイムスケジュールは旅行の前にしっかり把握します。
天候や交通機関の影響によって、予定の調整が必要になるかもしれません。
旅行の日程には、あらかじめ余裕を持たせたスケジュールを立ててくださいね。
急なトラブルが起きたときに、どのように調整するかは、幹事仲間と事前に話し合って決めておくとスムーズに進行できます。
時間管理に気を配ることで、円滑な旅程を目指しましょう。
旅行の締めの挨拶についてのまとめ
「旅行の締めの挨拶って何を言えばいいのか分からない」と悩むことがありますよね。
旅行の締めの挨拶は、目的や状況によって内容を使い分けてください。
挨拶の際は、分かりやすい言葉にまとめて、大きな声でゆっくり話すとひとり一人にしっかり伝わります。
旅行の幹事を任されたら、ドライバーとの連絡や、時間管理を怠らないようにして、手際よく旅を進行したいですね。
ポイントを押さえておけば、旅行の締めの挨拶に困ることはないでしょう。
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